オープン・レクチャー/シラバス「音楽表現指導法」




科目名 「音楽表現指導法」
担当教員 猪野 純
対象 保育および保幼
単位数
開講時間 固定科目2 13:55―14:25
科目番号 517





授業の目標と内容

  音楽の歓びとともに
 保育における音楽教育の意義を、音楽活動の歓びの中で考えてゆくのが音楽表現指導法のメインテーマです。美しいもの、価値あるものに目を開く心は子ども時代にこそ育まれる必要があり、喜びや悲しみ、怒りという様々な心の状態は、身振りや言葉などの様々な手段を得てはじめてその内面を確実に表現できるようになるのです。とりわけ音楽は、言葉では表わしきれない人間の内面を伝える人切な表現手段のひとつでもあります。

子どもの成長とともに
 音楽の持つ各々の要素が、了どもたちの成長発達において重要な教育的意味を持っていることを強調したいと思います。例えばリズムは注意力や集中力、決断力、反射能力を養うことができるでしょう。また、メロディは感情の様々なありようを表現してくれるとも言えます。
歌ったり、みんなと動いたりすることが解放感をもたらし、生活のあらゆる面で落ち着いた取組みができることにつながります。

遊びの世界とともに
 子どもが遊びの中で世界を学び白ら成長してゆくことを考えれば、幼児の音楽教育も遊びの意義をよく考えながら歓びを伴った創造的な活動になることが望ましいはずです。保育者は子どもたちに音楽の楽しさを教える最初の重要な役目を担っていることをぜひ自覚してほしいと念願します。

 音楽の技とともに保育者は楽しい音楽活動の実現のための技術を磨く必要があります。それは音楽の技であると同時に、保育現場での実践的な技でなくてはなりません。音楽表現指導法では、保育における音楽的センスを身につけるために、音楽の楽しさにあふれた授業を展開したいと思います。

 保育者白身が白ら楽しい音楽体験を得ることこそ、子どもたちに美しいものへ目を開かせる第一歩と考えるからです。

音楽の技とともに
 保育者は楽しい音楽活動の実現のための技術を磨く必要があります。それは音楽の技であると同時に、保育現場での実践的な技でなくてはなりません。音楽表現指導法では、保育における音楽的センスを身につけるために、音楽の楽しさにあふれた授業を展開したいと思います。
保育者白身が白ら楽しい音楽体験を得ることこそ、子どもたちに美しいものへ目を開かせる第一歩と考えるからです。





テーマ 授業項目等
1 はじめに 歌い、動き、奏でる総合的な
         音楽活動の方法について
@実技
A講義

B学生によるプロジェクト
2 音楽表現とは @白已表現の喜び
A表現の技術
B遊びの世界での展開
3 音を聴こう 音に対する集中力を養う音楽ゲーム
4 身体から生まれる音@ ボディパーカッションによるリズムゲーム
5 身体から生まれる音A ボディパーカッションによるリズムの基礎練習
6 身体は一番目の楽器 ダルクローズのリトミックについて
 音楽教育的意義と日本への導入の問題点
7 リズム表現のルール@ 身体でリズムを表現する原理
 速さの表現
8 リズム表現のルールA 身体でリズムを表現する原理
 強弱の表現
9 リズム表現のルールB 身体でリズムを表現する原理
 メロディの表現
10 音楽と遊びの世界@ 保育における遊び歌の意義
11 音楽と遊びの世界A ソングブックを作ろう
12 音楽と遊びの世界B ソングブックを作ろう
13
14
学生によるプロジェクト グループによるオリジナル身体表現
15 定期試験 グループによるオリジナルな音楽表現


 本日の講義は第1週の「歌い、動き、奏でる総合的な音楽活動の方法について」を講じます。

 保育における総合的な音楽活動の重要性を、実際に活動しながら受講生に理解していただくのが講義のねらいです。(INO, Jun)


本日の講義概要












日本音楽学校
〒142-0042 東京都品川区豊町2-16-12
電話:03-3786-1711 / FAX:03-3786-1717 / 
E-Mail:info@nichion.ac.jp
(C)学校法人 三浦学園

平成14年度(2002)
シラバス
「音楽表現指導法」