歴史




 日本音楽学校が誕生したのは100年前のことです。東京音楽学校、今の東京芸術大学の教授・山田源一郎先生が、日本の音楽教育を発展させるため、また幼稚園教員を養成することを目指して、日本で最初の私立音楽学校「音楽遊戯協会講習所」を設立しました。3年後、講習所は「女子音楽学校」(女性のための音楽学校)と「日本音楽協会」(男性のための音楽学校)という二つの学校に発展しました。




 先生は100年前にすでにオペラの研究に着手し、オペラを普及させるため「樂苑会」を結成し、オペラの上演活動を開始しました。もう一方で、音楽雑誌「音楽新報」を発行するジャーナリスティックな活動と、「中等教育唱歌集」や「樂典教科書」などの教科書を執筆するという学者・研究者としての活動を同時に行い、わが国の音楽教育の発展に大きく貢献しました。







 今から80年前のことです。ここに音楽教育と幼稚園教員養成を教育の2本柱とする「日本音楽学校」が誕生したのです。この建学の精神が継承され、今日でも音楽をメインに造形、運動、ドラマ・シアターの表現・コミュニケーションの教育をカリキュラムのコアーに位置付けて教育者・保育者を育成する学校として100年の歴史を21世紀に受け継いでいるのです。


 昭和2年、山田先生が亡くなりました。第2代校長に貴族院議員・大津淳一郎先生が就任しました。その後、第3代校長に山田政三先生が就任しました。その頃の学科は「本科(声楽、器楽、作曲)」、「高等師範科」、「師範科」、「普通科」、「調律科」、「研究科」、「専修科」、「児童科」があり、音楽教育と幼児教育を両輪とする一流校に成長していました。







 昭和18年、三浦泰先生が第4代校長に就任しました。三浦先生は社会の要請を受けて幼稚園、小学校、中学校、高等学校を設立するとともに、日本音楽学校に「中学校音楽教諭養成科」、「幼稚園教諭養成科」、「保母養成科」を新設し、音楽教育を通した一貫教育の実践に情熱を注ぎました。









 平成5年、藤原高恵先生が第5代校長に就任しました。
 平成13年、小林志郎が第6代校長に就任し、100年の歴史を持つ教育理念を継承しつつ、「音楽、造形、運動、ドラマ・シアターなどを基盤とする表現教育」をコアーにした幼児教育者養成を目指しています。


 この100年の歴史、そこでつちかわれた伝統は、校風の中や日々の教育のなかに脈々と生きつづけています。一度、日本音楽学校を訪問してみてください。そして長い歴史・伝統ってすごいものだなあ、と感じてみてください。


 学校の見学をご希望の方は、下記連絡先まで、電話、メール等でお問い合わせください。

100 Years Ago: 1901

日本で最初に
音楽教育をはじ
めた私立学校







山田源一郎先生







昭和2年に
学校名を
「日本音楽学校」
に改めました。

















55 Years Ago: 1950


三浦泰先生







Present




日本音楽学校
〒142-0042 東京都品川区豊町2-16-12
電話:03-3786-1711 / FAX:03-3786-1717 / 
E-Mail:info@nichion.ac.jp
(C)学校法人 三浦学園