シラバス/体育




科目名 「体育」
科目番号 115
対象:保
対象:保幼
単位数
担当教員 豊田 泰代

保=保育士コース             
保幼=保育士・幼稚園教員コース             



 
 幼児期は身体機能が著しく発育発達する時期であり、豊富な運動経験をすることにより人間が生きていくための基本的な運動財産を身につける大切な時期であります。しかし、現代の幼児を取り巻く環境は、遊びの喪失、住宅の高層化、核家族化、激しい交通事情など著しく変化し、これらのさまざまな原因により運動出来る機会は激減しています。そのため人間にとって必要不可欠な「運動」はいまや教育の場で補わなければならない時代へと突入しているといえます。保育者には子どもたちが遊びの中でどのように育っているかをしっかりと見据えること、そしてその育ちに応じて適切な指導・援助をしていくことが求められています。「体育」の授業では、幼児と運動遊びの関わりの重要性を理解することを最大の目標として、運動遊びをいろいろな視点、角度から取り上げて考えていきたいと思います。

 授業は幼児の体育指導に関する「理論の学習」と、「実技の学習」から構成されます。授業は1年間で30回を予定しており、内1/3が理論、2/3が実技です。理論では主に「幼児の発達段階と運動の関わり」「指導方法や援助方法」「指導計画の作成方法」など実際に運動あそびを指導していく際に必要となる内容を学習していきます。実技の学習では幼稚園や保育園などで実際に行われている運動遊びや、体操、ダンスなどを取り上げながら、技術的な指導法や援助法、あるいは学習指導の展開方法について学習していきます。具体的内容としては「歩く、走るなどの基本の運動」「こま回し、けん玉遊び、羽子板などの伝承遊び」「平均台、マット、フープ、棒、短なわとび、長なわとびなど用具を使った遊び」「ドッヂボール、フットサル、ポートボール、ソフトバレーボールなどのボール遊び」などがあります。このような学習教材のベーシックな遊びはもちろんのこと、応用発展させた遊びを工夫したり、新しい遊びを開発したりしていきます。また、学生自身が指導者役となる模擬授業を指導計画の立案から行い、具体的な指導方法や学習活動の展開について討論を重ねていきます。



 体育では与えられた課題が出来たか出来ないかではなく、課題を達成するためにどのように工夫して取り組んでいるのか、その過程に重点をおきます。実技においては、障害、疾病等運動が制限される人は考慮しますのであらかじめ申告してください。



 教科書:賀来良江、豊田泰代『身体表現あそびプレイソングU』チャイルド社、2005

      賀来良江、『身体表現あそびプレイソング』チャイルド本社、1992

       小川清実、『子どもに伝えたい伝承遊び〜起源・魅力とその遊び方』萌文書林、2001

参考CD:賀来良江監修『プレイソング』キングレコード
      賀来良江監修『プレイソングU』キングレコード
      賀来良江、豊田泰代監修『プレイソングV』キングレコード

出席状況、実技テスト(授業内に行う小テスト)、筆記テスト(理論授業内容のテスト)、模擬授業(指導の様子や指導案など)を総合的に評価します。




 特になし



1.目標と内容










































2.受講上の留意点








3.教科書と参考書












4.学習の評価方法






5.その他





テーマ 授業項目 授業内容と方法など

 1

 

理論1

オリエンテーション

授業概要説明

受講上の注意点、授業の進め方、評価の方法など

 2

 

実技1

基本の運動

歩く・走る・止まる

いろいろなステップ

人数遊び、輪・ラダーを用いてのステップ、バンブーダンス「ぼくのミックスジュース」

 3

 

実技2

投捕運動

フライングディスク

新聞紙を使ってフライングディスクを作り投げる・捕る運動

「あ・い・う・えおにぎり」

 4

 

実技3

投捕運動

ドッヂボール@

投げる・捕る

ソフトバレーボールによるドッヂボールゲーム

「あさごはんマーチ」

 5

 

実技4

投捕運動

ドッヂボールA

投げる・捕る

ソフトバレーボールによるドッヂボールゲーム

「すきすきお母さん」

 6

 

実技5

ボール遊び

ソフトバレー@

たたく・受ける

ソフトバレーボールでエンジンパス

「アイアイ」

 7

 

実技6

ボール遊び

ソフトバレーA

 

ソフトバレーボールでトス・レシーブ・アタック・サーブ練習→ゲーム 「虫歯建設株式会社」

 8

 

実技7

ボール遊び

ソフトバレーB

ソフトバレーボールでトス・レシーブ・アタック・サーブ練習→ゲーム 「おさかな天国」

 9

 

実技8

ボール遊び

ポートボールゲーム@

いろいろなボールの扱い方(転がす・捕る・投げる)

「アイスクリームの歌」

10

 

実技9

ボール遊び

ポートボールゲームA

まりつき遊び(肥後手毬歌)いろいろなリズムの違い

バウンドする、「ドレミのうた」

 11

 

実技10

ボール遊び

ポートボールゲームB

 

パス練習、ドリブル練習(いろいろなバリエーション)

「ブレーメンの音楽隊」

 12

 

理論2

幼児の運動世界

運動観察の視点

 

実際の幼児の動きをVTRで観察し運動観察の視点を学ぶ

 

 13

 

理論3

発育発達と運動

発育発達に応じた指導

発育発達を考慮した指導

形態発生(系統発生・個体発生)

 14

 

理論4

日本の運動教育

教育要領

 

教育要領を通じて運動教育の目的を理解する

 

 15

 

 

理論5

外国の運動教育

豊富な運動の種類と創造的運動世界を学ぶ

ヨーロッパにおける運動指導をVTRで観察する

 

 




テーマ 授業項目 授業内容と方法など

 16

 

理論6

指導案作成

指導案の書き方

 

グルーピングを行い指導案の作成の仕方を学ぶ

 17

 

実技11

 

ミニフットサル@

 

ボールに慣れる、鳥かごゲーム→フットサルゲームへ

「星空カーニバル」

 18

 

実技12

 

ミニフットサルA

 

やわらかいボールで蹴る、ラインサッカー→フットサルゲームへ

「きのこの唄」

 19

 

実技13

 

ミニフットサルB

 

フットサルゲーム

「ドラネコ・ロックン・ロール」

 20

 

理論7

指導案絞込み

指導法

 

グループ毎に学習教材の選定をし、具体的な計画を立てる

 

 21

 

実技14

模擬授業1

模擬授業

長なわとび@

 

 

 

担当に当たったグループが作成した指導案のもとにクラスメイトを園児に見立てて運動指導を行う。指導終了後、行われた指導について討論する。また授業後、自分の指導の様子をVTRで客観的に観察することにより、改善点などを感想にして提出する。

 

また、授業の半分は通常の体育の授業を行う。

22

 

実技15

模擬授業2

模擬授業

長なわとびA

 23

 

実技16

模擬授業3

模擬授業

長なわとびB

 24

 

実技17

模擬授業4

模擬授業

短なわとび@

 25

 

実技18

模擬授業5

模擬授業

短なわとびA

 26

 

実技19

模擬授業6

模擬授業

伝承遊び@

 27

 

実技20

模擬授業7

模擬授業

伝承遊びA

 28

理論8

遊び論

伝承遊び

昔から伝承されてきた伝承遊びについて学ぶ

 29

理論9

遊び論

手と脳

 

手と脳の関係を学び身体を使った遊びの重要性を考える

 

 30

 

理論10

まとめ

総復習

1年間の授業のまとめを行う




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