シラバス/健康指導法




科目名 「健康指導法」
科目番号 513
対象:保 ---
対象:保幼
単位数
担当教員 坂口 洋

保=保育士コース             
保幼=保育士・幼稚園教員コース             



 小児の健康に主眼を置き、心身の順調な成長と発達を願い、将来その一端を担う者としての資質を養います。すなわち、出生前からのヘルスケア、小児感染症を始めとする病気への対策・予防、健康の維持増進に傾注できるようになるために、小児の月年齢に相応した保健・衛生管理等が様々な環境に即応して実践できるような知識と心構えを習得していきます。

 そこで、健康な心と体を育み、小児自らが健康で安全な生活を作り出す力を養うには、私たちは子どもに『どのような環境を提供し、何をしてあげたらよいか』について、具体例を挙げながら考えていきます。そのためには、「出生前からの健康」、すなわち「母胎の健康」に留意する必要性についても理解を深めていきます。言い替えれば「小児の健康」のルーツは母胎であり、更にさかのぼると受精前の「人々の健康」に到達するので、私たちにとっても大変身近な問題として対処できるでありましょう。



1.2年後期からスタートの授業なので、就職試験対策も兼ねて「健康」領域の重点解説を行い、最初の数時間を費やして本教科のアウトラインを把握します。

2.園での生活は、子どもにとって初めて経験する集団生活であり、社会との係りの第一歩となります。その環境にあって、子どもに必要な遊びや生活習慣・態度などの大部分が「健康」領域に含まれることを認識し、日常の生活体験を通していかに無理なくそれらを身に付けさせ、いかにして心と体の両方の健康に留意するかを考えていきます。

3.「子どもの健康」を議論する場合、上述のルーツから「出生前からの健康」→「母胎の健康」「人々の健康」というように身近なものとして捕らえていくと、私たち自身の健康にも留意しなければならないことが理解できます。

4.本教科では、逆の発想を用いて、身近な自分たちの「身の回りの健康」から考えを巡らしていくと、おのずと「子どもの健康」にまで到達すると確信するものであります。



  坂口 洋 他、「健康・保健の科学」、日本小児医事出版社、2006年
  坂口 洋、「健康」、坂口選編プリント、2007年



 出席、演習、期末試験、授業態度等を総合して評価します。 




1.目標と内容

















2.受講上の留意点





















3.教科書と参考書





4.学習の評価方法







テーマ 授業項目 授業内容と方法など

 1

はじめに

 

授業の概要

 

授業の計画・進め方、評価の方法 「健康」について考える

 2

 

健康

 

健康の定義

 

世界保健機関(WHO)や日本国憲法で「健康」はどのように取り扱われているか  また健康・衛生の語源は?

 3

 

 

子どもの健康

(総論)

 

「健康」領域の重点解説

 

「健康」領域のねらいと内容を理解し、健康観におもいをはせる

 

 4

 

 

母子保健

 

 

出生前からの健康をめざして

「子どもの健康」を考える場合、生まれてからは勿論のこと、出生前からの健康、すなわち「母胎の健康」等にまで配慮すべきなので、人類遺伝、婚前教育にも言及する

 5

 

 

子どもの日常の健康とその実践

子どもの扱い方としつけ

 

子どもの「遊び」を通しての運動遊び、ことば、鍛錬等、具体例を挙げさせ、それが子どもの成長・発達にいかに係わるのかを理解し、子どもへのフォローの仕方を学ぶ

 6

  〃 〃

 〃  〃

           〃   〃

 7

 

 

健康管理

 

 

健康診断、小児の感染症と対策

定期検診等の目的や意義を理解し、実施方法について学ぶ

小児の主な感染症を取り上げ、その感染機構と対策を学ぶ

 

 8

健康教育

 

習慣形成の内容と指導援助

清潔の習慣、食事の習慣、排泄の習慣、着脱衣の習慣、身のまわりの習慣など、事例を挙げながら理解していく

 9

 

 

食生活と健康 1

正しい食生活

健康のための正しい食生活 

 

朝食抜きの戒め、1日30種の食品の摂取を目標に、塩分は一人1日10g以下に努めるなど、バランスのよい食事を心がける

 10

 

 

食生活と健康 2

食物と嗜好品

食物と癌

嗜好品と健康

 

適度な飲酒はよいが、タバコや度を過ごした飲酒は人体臓器や胎児に悪影響を与える  健康の維持増進には食生活の重要性を認識する

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環境衛生

 

 

自然環境、衣服、住まいと健康

空気、水などの自然環境や室内環境等の良し悪しが人々の健康に影響を与えることから、子どもへの環境対処法を学ぶ

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子どもの事故とその対策

事故と救急置
安全な日常活

傷、頭部打撲、火傷、骨折等に対する処置法や、止血法、異物処理、窒息時の気道確保方法、交通事故対策等を学ぶ

 13

 

現代社会における健康問題 1, 2

セクシャリテイに係る問題と対策

母子感染等を含む性行為感染症(エイズ等)と性教育への理解を深める

 14

  〃 〃

  〃 〃

           〃   〃

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現代社会における健康問題 3

生活習慣病・高齢社会への対応

食生活の欧米化が子どもにまで肥満、高血圧等の生活習慣病を招いており、その対策が急がれる  長寿国の対応法

 





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