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シラバス/環境指導法 |
| 科目名 | 「環境指導法」 | |
| 科目番号 | 515 | |
| 対象:保 | ○ | |
| 対象:保幼 | ○ | |
| 単位数 | 2 | |
| 担当教員 | 岩本 泰 |
保=保育士コース
保幼=保育士・幼稚園教員コース
| この授業では、子どもを取り巻く環境について、子どもと共に学ぶ方法について考え、具体的に教育・保育実践者として行動する力を身につけることを目標とします。近年、子どもを取り巻く環境は激変し、それに伴う様々な諸問題が引き起こされています。特に、都市部の子ども環境は、子どもの健やかな成長に悪影響を及ぼすような要因が多々存在し、教育・保育の現場に暗い影を落としています。里山のようにのどかな自然が減少したことで、こどもの遊び方も大きく変化するばかりか、世代を超えた人と人とのかかわりあいが苦手な子ども、そしてその親が目立つようになりました。すなわち、これからの教育・保育現場で求められる人間的素養には、子ども環境を的確に捉え、積極的に人と人、人と環境とのかかわりをつなぐ役割を果たすことができる能力が必要不可欠なのです。 本授業では、現状の子ども環境がどのような状態なのか、概観することから始めます。具体的には、まず履修者一人一人の環境に対する世界観を反省的に思考し、足元を見つめなおします。そして、様々な環境問題と問題構造広がりについて理解することを目指します。また、社会における子どもの役割を考え、教育・保育の現場と身近な環境ケアへの参画のための理論と実践について、経験的に学びます。さらに、環境問題を解決するための国際会議で創出された「持続可能な開発」概念についてケーススタディ的に理解し、現在国連にてキャンペーン中の「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development:ESD)の10年」における幼稚園、保育園の役割について考えることを目指します。 様々な諸問題と履修者一人一人とのつながりを常に考えてください。また、受動的な学習姿勢では、学びは成立しません。発展的な学びを希望する履修者には、さらなる資料、学びの場を紹介しますので、積極的に質問してください。 教科書:ロジャー・ハート『子どもの参画−コミュニティづくりと身近な環境ケアへの参画のための理論と実際』 萌文社 2000 参考書:アイリーン・アダムスとまちワーク研の仲間たち『まちワーク』 風土社 2000 池田香代子、C.ダグラス・ラミス『世界がもし100人の村だったら』 マガジンハウス 2001 田中優、樫田秀樹、マエキタミヤコ編『世界から貧しさをなくす30の方法』 合同出版 2006 ワールドウォッチ研究所『こども地球白書 2006-07』 ワールドウォッチジャパン 2006 ESD−J『未来をつくる『人』を育てよう』 NPO法人 持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD−J) 阿部治・野田研一監修『あなたの暮らしが世界を変える』 山と渓谷社 2007 廣瀬隆人、澤田実、林義樹、小野三津子『生涯学習支援のための参加型学習(ワークショップ)のすすめ方−「参加」から「参画」へ』 ぎょうせい 2000 他 出席状況、学習姿勢、レポート、課題、定期試験を総合的に考慮して評価します。 本授業専用ファイルを用意してください(詳しくは、初回の授業のときに説明します)。 |
1.目標と内容 2.受講上の留意点 3.教科書と参考書 4.学習の評価方法 5.その他 |
| 週 | テーマ | 授業項目 | 授業内容と方法など |
| 1 | ガイダンス | 授業内容の説明 | アイスブレーキング、本授業の概要、「環境」という言葉の検討 |
| 2 | 学習指導要領・概念地図法 | 教育要領・保育指針 | 幼稚園教育要領・保育所保育指針の「環境」関連部分の確認 |
| 診断的評価法 | 子どもの世界観を探る手段としての概念地図法の理解 | ||
| 3 | 「地球にやさしい」とは? | ケーススダディ | パーム油から探る「地球にやさしい」という言葉の真実(参加型学習) |
| 環境問題から開発・貧困・児童労働・健康問題へのつながりの理解 | |||
| 4 | 社会の中の子ども | 子ども論 | 子どもの権利と責任(子どもの権利条約)、子どもの参画モデルについて考える |
| 5 | 動物と子ども | 生命の尊重 | 千葉市動物公園の「子供動物園」にて飼育員として活躍する方をゲストスピーカーとして招待、子ども動物園の歴史、活動内容、「動物とこども」をつなぐ動物園職員の姿勢、これからの子ども動物園等、講演 |
| 6 | アクション・リサーチ | 教育研究方法論 | 子どもたちと行なうアクション・リサーチの手法の理解 |
| 7 | 環境教育とESD | 環境教育論 ESD論 |
我が国の環境教育の歴史と国際的な環境問題解決のための会議によって創出されたESDにおける環境教育との違い |
| 8 | 子どもの表現活動 | コミュニケーション論 | 子ども目線でのお話、歌、お絵かき、模型、地図づくりの重要性 |
| サウンドマップづくり | |||
| 9 | まちワーク演習T | 演習 | 子ども環境を実践的に理解するための演習 |
| 10 | まちワーク演習U | 演習 | 子ども環境を実践的に理解するための演習 |
| 11 | ポスターセッションT | 演習 | まちワーク演習の発表 |
| 12 | ポスターセッションU | 演習 | まちワーク演習の発表 |
| 13 | 環境ケアとコミュニティ | コミュニティ論 | 実践者と子どもと親のつながり、かかわりの重要性についての検討 |
| 14 | 子どもとESD | ESDにおける幼稚園・保育園の役割 | 「ESDの10年」における幼稚園、保育園の役割を検討するワークショップ |
| 15 | 定期試験 |
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