海外特別講師/中沢 牧子







中沢 牧子
Makiko Nakazawa





   私は5年間、東京都足立区立の保育園に勤めた後1989年に主人と共にシドニーに移住しました。翌年幸運にも幼稚園で働く機会を得、そこを出発点に他にも2つの大変個性のある幼稚園で働きました。その後、一つの園に勤めることを止め、日本語に関する仕事を幅広くするようになりましたが、始めからずっと続けているのは子供達に日本語を教えることです。今、午前中は複数の幼稚園で日本語を教えています。午後は、時には翻訳・出版の仕事、また語学学校からの依頼で日本語を教える事の他、テキスト作りやクロスカルチャーのプレゼンテーションという仕事もしています。

 絵本には楽しい思い出が沢山ありましたので、絵本翻訳の仕事を頂いたときには感激しました。また“平仮名が読めるようになった小中学生にもっと読みの教材を”とバイリンガルブック(日本語/英語)を出版しました。大人に日本語を教えたり文化を語る仕事は、今まであまりに当たり前で疑問に思わなかったことに理由付けをする意外に大変な仕事でしたが、良い勉強でした。

 このようにシドニーでの13年間、その時々に本当に良い機会が与えられ一喜一憂しながら様々な経験をしてきました。この度、小林先生に出会ったことで新たな経験をさせて頂くことになりました。7月の教養講座の際には私の見てきたシドニーの幼稚園についてお話しします。


絵本の翻訳
WOMBAT STEW ウォンバットシチュー” Marcia K. Vaughan
Shoes from Grandpa おじいちゃんからのくつ” Mem Fox
Hattie and the Fox ハティーときつね” Mem Fox
上記はすべてSCHOLASTIC(スコラスティック)社より
バイリンガルブック(共著)
Japanese reader series
SCHOLASTIC(スコラスティック)社
Can you do anything special? 
 あなたのとくいなことは?”
Can I have a lamington please?
 おかあさん、ラミントンがたべたいな”
上記は、OPAL AFFINITY BOOKS
(オパール アフィニティーブック)社より
 中沢先生は、1989年に渡豪してから、Pinnjarra保育園他、3つのPre-Schoolで働くと共に、現地の子ども達に日本語を教えてこられました。
 また、Evening Collegeや企業でも日本語を教えたり、Cross Culture Workshopのゲストスピーカーとしてもご活躍されていらっしゃいます。
 現在は、International Languages Pty. Ltdより依頼を受け、日本語教材の作成、テストづくりに取り組んでおられます。
  




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