Professor Graham Dickerson's
ミュージック・セラピーワークショップ2日目





 いよいよ2日目のプログラムが開始されました。普段の授業形態とは異なる集中講義のスタイルの中、皆ディッカーソン先生の言葉に耳を傾け意欲的に取り組んでいるのが印象的です。
 2日目の簡単な活動内容と参加した学生の感想をご紹介いたします。


2日目(8月7日)の記録

 午前中は、2人組みを作って楽器を選び、各々で選んだ楽器の経験を分け合い、討論することから始まった。2人でボンゴを、次に、コンガをたたくというインプロビゼーションを行い、その経験や気持ちなどについて観察者とディスカッションした。声を使ったインプロビゼーションを全員で行い、午前のワークショップは終了した。

 午後は、描く活動を体験した。最初は2人組みを作り、紙を選び、クレヨンで1枚の紙に自由に描いていき、その絵と経験について討論した。その後、全員に絵を見せ、討論したことを報告した。さらに6人で描く活動を行った後、2人で描くことと6人で描くこととの違い、美術セラピーと音楽セラピーとの違いについてディスカッションした。午前と同様の、声を使ったインプロビゼーションを全員で行い2日目を終了した。



 



 午前中の活動の2人で行う声のコミュニケーションがとても心に残りました。「よし」と「ダメ」という言葉を声のトーンを変えて言い合うというだけでしたが、お互いの目や表情を見て行うので自然と笑みがこぼれました。レクリエーションとしても活用できそうな楽しいものでした。今日のワークショップの最後に音楽と絵の違いをグループで話し合ったのですが、それぞれ人によって得意不得意なものがあり、人数によっても気の使い方が異なるため、どちらも似ている点が多いということに気づきました。


 今日は2日目でしたが、音楽セラピーは心を表現することが楽しくなるものだと感じています。







保幼コース
吉田孝










保幼コース
栗尾拓樹


 
 セラピーという言葉がつくと、自分と他人という関係があり、目と目で分かち合う以外の方法で相手を観察しないといけない部分が多かった。そこが、セラピーという枠の中でのセラピストの役目なのだと感じた。



 一見すると簡単で単純なものでセラピーを行っていたが、そのシンプルなものほど奥が深く、意味のあることが多かったがする。このいろいろな体験を通して、これから自分のため、あるいは誰かのために役に立てればよいと思った。貴重な体験をさせていただきありがとうございます。

  




 音楽や絵画を普段たしなむときのように、たとえばもとある譜面に沿って演奏したり、風景を描くときとは違い、今回は単純な音で気持ちを表現したりしました。そうすると、自分の心の奥底にある感情や本音が如実に表れたりするのだと実感しました。


 明日はまたどんな活動するかとても楽しみです。色々なことを感じたいです。





保幼コース
高橋典子







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